理念について
事業所の会議室に手書きのパネルがあります
十数年前。入社したばかりの私 に
「うちの会社も、社会も、世界も、ヒトのカラダも、
こんなふうに循環しないといけないんだよ」
と熱く語る会長がいました。
それは壮大な夢のような話に思えました。
”人のからだ”と、”社会”がなんで関係あるんだろう??と不思議でした 。
まだまだ 巷(ちまた)では、産業廃棄物=捨てるもの、という意識のあった時代に
「廃棄物といわずに”原料”と、社内では言おう」と言われました。
実感しなかったものの、なんだか、大きな話にワクワクしました。
当時、事務をしていた私も、電卓をたたきながら
「そうだ! 私も地球を緑がいっぱいにするために、できることがあるんだ!」と
胸を熱くしたものです。
このパネル、イベント用に作ったものだったかと思います。
手書きで、つっこみどころ満載で、いまどき なさそうなシロモノですが、
これを見るたび、初心にかえる自分がいます。
会社を離れても、どこにいても、この”循環の輪”が、いつのまにか私自身の理念になっているなあ、と
しみじみと感じた今日でした。